「美容室の集客を強化したいけれど、SNSや予約サイト、チラシなど、どの方法に取り組めばよいかわからない」
「新規のお客様は来ても、なかなかリピーターにつながらない」
このような悩みを抱えていませんか。
美容室の集客では、新規顧客を呼び込む施策と、リピーターを増やす施策を組み合わせることが重要です。 また、やみくもに施策を増やすのではなく、自店の強みや課題に合った方法を選ぶ必要があります。
この記事では、美容室の集客方法9選をオンライン・オフライン・リピーター向けに分けて紹介します。集客施策の選び方や効果を高める改善ポイントも解説するので、自店に必要な取り組みを見つける際に役立ててください。
美容室の集客は新規顧客とリピーターを分けて考えよう
美容室の集客では、新規顧客の獲得と、既存顧客の再来店を促す取り組みの両方が大切です。 新規顧客を集めるだけでなく、継続して通ってもらえる仕組みを整えることで、安定した予約や売上につながります。
新規顧客に対しては、ターゲットとなる顧客層と自店の強みを明確にし、MEO対策やSNS、チラシなどで店舗の魅力を伝えましょう。一方、既存顧客には、次回予約の提案やLINEによるフォローなど、再来店のきっかけを作る施策が有効です。
また、興味を持った人がスムーズに予約できるよう、営業時間や料金、予約方法などの情報をわかりやすく整えておくことも欠かせません。
美容室で活用できる代表的な集客方法9選を、目的別にまとめました。
| 区分 | 集客方法 | 特徴・主な役割 |
|---|
| オンライン | Googleビジネスプロフィール(MEO対策) | 地域名などで検索する見込み客に店舗を見つけてもらう |
| オンライン | InstagramなどのSNS | 施術事例や店舗の雰囲気を伝え、興味を持ってもらう |
| オンライン | 予約ポータルサイト | 美容室を比較・検討しているユーザーからの予約を獲得する |
| オンライン | ホームページ・SEO対策 | 店舗情報や得意な施術を伝え、検索から予約につなげる |
| オフライン | ポスティングチラシ | 店舗周辺の住民へ直接情報を届ける |
| オフライン | 店頭看板・ブラックボード | 店舗前を通る人に認知してもらい、来店のきっかけを作る |
| オフライン | 友人・家族の紹介制度 | 既存顧客からの紹介によって新規顧客を獲得する |
| リピーター対策 | LINE公式アカウント | 来店後も顧客との接点を保ち、再来店を促す |
| リピーター対策 | 次回予約・ポイント制度 | 次回来店のきっかけを作り、継続利用につなげる |
それぞれの方法には異なる特徴があるため、自店の集客課題やターゲットに合わせて選ぶことが大切です。次の章から、具体的な活用方法を解説します。
美容室の新規顧客を増やすオンライン集客方法4選
美容室のオンライン集客では、Google検索やSNS、予約サイトなどを活用して、店舗を探している人や施術に興味がある人にアプローチできます。
それぞれの媒体には異なる特徴があるため、自店のターゲットや目的に合わせて活用しましょう。ここでは、代表的な4つの集客方法を紹介します。
1. Googleビジネスプロフィールを活用してMEO対策を行う
地域で美容室を探している人に店舗を見つけてもらうには、Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策が有効です。
MEO対策とは、Googleマップなどの地図検索で自店を見つけてもらいやすくする取り組みです。「地域名+美容室」などで検索する来店角度の高いユーザーに、店舗の情報を届けられます。
Googleビジネスプロフィールは無料で利用できます。MEO対策として日常的に行いたい作業は以下の3点です。。
- 店舗の住所・営業時間・定休日・電話番号などを正確に登録する
- 店内の雰囲気や施術事例が伝わる写真を掲載する
- 来店客から寄せられた口コミに丁寧に返信する
特に、初めて訪れる美容室では、店舗の雰囲気や口コミが判断材料になります。情報を最新の状態に保ち、安心して来店を検討できるようにしましょう。
なお、口コミを依頼すること自体は可能ですが、投稿と引き換えに割引や特典を提供する行為はGoogleのポリシーで禁止されています。
2. InstagramなどのSNSで施術事例や店舗の魅力を発信する
InstagramなどのSNSは、ヘアスタイルや施術の仕上がりを写真・動画で伝えられる集客方法です。
特にInstagramでは、施術事例を通じて得意な技術やスタイルをアピールできます。例えば、ショートカットが得意な美容室なら、顔型や髪質に合わせたスタイルを紹介すると、同じ悩みを持つ人の関心を集めやすくなります。
投稿内容には、次のようなものがおすすめです。
- カットやカラーの仕上がり・ビフォーアフター
- スタッフの紹介や施術中の様子
- 自宅でできるスタイリング・ヘアケア方法
静止画の写真だけでなく、髪のツヤや自然な動きが伝わるショート動画は閲覧者の関心を惹きつけます。
髪の悩みが解消されていく過程を丁寧に見せることで、同じ悩みを持つユーザーの共感を呼べる場合があります。専門知識を分かりやすく添える工夫によって、信頼できるスタイリストとしての評価につながるとされています。
ただし、写真や動画を掲載する際は、事前にお客様の許可を得るようにしましょう。
3. 予約ポータルサイトで美容室を探している顧客にアプローチする
ホットペッパービューティーなどの予約ポータルサイトは、美容室を比較・検討しているユーザーにアプローチできる集客方法です。
ユーザーはエリアやメニュー、料金、口コミなどから美容室を探し、そのままネット予約できるため、新規顧客との接点を作りやすい点が特徴です。
集客につなげるには、メニューや料金をわかりやすく掲載し、施術写真やスタッフ情報を充実させましょう。自店の得意な施術や特徴を明確にすることで、他店との違いも伝えやすくなります。
一方、掲載プランによっては費用がかかるため、掲載費用と実際の予約数を比較し、費用に見合った集客ができているかを確認することが大切です。
予約ポータルサイトだけに頼るのではなく、自社のホームページやSNSなども組み合わせながら活用しましょう。ポータルサイトを新規獲得の入口と割り切り、長期的には自社の直接予約を育てる体制を目指すことが大切です。
4. ホームページ・SEO対策で検索からの集客を増やす
自社のホームページを充実させ、検索エンジンからの集客につなげる方法もあります。
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを見つけてもらいやすくする取り組みです。
例えば、「地域名+美容室」「地域名+白髪ぼかし」など、地域や施術メニューに関する検索ニーズを意識してページを作成すると、サービスに関心のあるユーザーとの接点を増やせる可能性があります。
ホームページには、主に次のような情報を掲載しましょう。
- 得意な施術やメニュー・料金
- 施術事例やスタイリストの紹介
- 店舗の所在地・営業時間・アクセス
- 予約方法や問い合わせ先
また、SNSやGoogleビジネスプロフィールからホームページへ誘導することで、複数の媒体を通じて店舗の詳しい情報を伝えられます。
SEO対策は継続的な取り組みが必要ですが、ホームページは自店の魅力を詳しく伝えられる情報発信の拠点になります。 検索から訪れた人が迷わず予約できるよう、予約ページへの導線も整えておきましょう。
美容室の新規顧客を増やすオフライン集客方法3選
日々の暮らしの中で店舗の存在に気づいてもらえるよう、チラシの配布や看板設置の工夫などで生活圏内に向けた発信をすることも大切です。
オンラインの集客方法では接点を持ちにくい層にも店舗の存在を知ってもらえるため、自店の立地やターゲットに合わせて取り入れましょう。
5. ポスティングチラシで近隣住民にアプローチする
ポスティングは、店舗周辺の住宅へチラシを直接配布し、美容室の存在やサービスを知ってもらう集客方法です。
特に、近隣住民をターゲットとする美容室では、生活圏内の見込み客にアプローチできる点がメリットです。
配布する際は、店舗からの距離だけでなく、ターゲットとなる年齢層や世帯が多い地域かどうかも考慮してエリアを選びましょう。
チラシには、主に次のような情報を掲載します。
- 得意な施術や看板メニュー・料金
- 店舗の所在地・アクセス・営業時間
- 店内の写真やスタイリストの紹介
- 予約ページにつながるQRコード
例えば、白髪ぼかしを得意とする美容室なら、施術事例や仕上がりの特徴を掲載すると、同じ悩みを持つ人に店舗の強みを伝えやすくなります。
チラシを見て興味を持った人が、そのまま予約できる導線を設けることも大切です。
なお、ポスティングにはチラシの制作・印刷・配布費用がかかります。費用を抑えたい場合は、複数店舗でチラシを共同利用する方法もあります。
当サイト運営会社の「シェアチラシ」は、4社でチラシの制作・印刷・配布費用を分担できるサービスです。デザインから配布までまとめて依頼できるため、ポスティングの外注を検討している美容室にも選択肢となります。
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6. 店頭看板やブラックボードで通行人の認知を高める
店頭看板やブラックボードは、店舗の前を通る人に美容室の存在や魅力を伝える集客方法です。
特に、外から店内の様子がわかりにくい美容室では、看板を通じてサービス内容や雰囲気を伝えることで、初めて来店する際の不安を和らげられます。
手書きのブラックボードに記載して親しみを感じてもらうアイデアは以下の3点です。
- 当日の空き枠や予約状況
- 季節に合わせた髪や頭皮の悩みへの助言
- スタッフ手書きのイラストや一言メッセージ
例えば、「本日は14時からカットのご案内が可能です」と表示されていれば、今すぐ切りたい人の飛び込み利用を促せます。
通行人が短時間で内容を理解できるよう、情報を詰め込みすぎず、伝えたい内容を絞ることがポイントです。
なお、看板は通行の妨げにならないよう、設置場所にも配慮しましょう。
7. 紹介制度で既存顧客から新規顧客につなげる
既存顧客から家族や友人を紹介してもらう制度も、美容室の新規集客に活用できます。
実際に施術を受けた人からの紹介は、技術や接客について具体的な感想を聞けるため、初めて美容室を利用する人の安心感につながります。
紹介を促すには、紹介カードや特典を用意する方法があります。
例えば、紹介した人には次回来店時のトリートメントサービスを、紹介された人には初回限定のヘッドスパ特典を提供するなど、双方にメリットのある仕組みを検討しましょう。
また、紹介カードには店舗情報や予約用QRコードを記載しておくと、紹介された人がスムーズに予約できます。
ただし、特典を充実させすぎると利益を圧迫する可能性があるため、施術コストや客単価を踏まえて内容を決めることが大切です。
紹介制度は、既存顧客との信頼関係を活かして新規顧客を増やせる施策です。無理に紹介をお願いするのではなく、満足度の高いサービスを提供し、自然に紹介してもらえる関係づくりを心がけましょう。
美容室のリピーターを増やす集客施策2選
どれだけ新規客を集めても再来店を促す動線がなければサロン経営を安定させることは困難です。美容室の利益を底上げするためには、来店後の継続的なフォロー体制を整える必要があります。
施術への満足度を高めるとともに、来店後のフォローや次回予約の提案など、再来店のきっかけを作りましょう。ここでは、リピーターを増やすための2つの施策を紹介します。
8. LINE公式アカウントで来店後のフォローを行う
LINE公式アカウントは、来店後も顧客との接点を保ち、再来店を促すために活用できます。
例えば、施術後に自宅でのスタイリング方法を案内したり、前回の来店から一定期間が経過した顧客にメンテナンスを提案したりする方法があります。
配信する内容としては、次のようなものが考えられます。
- 施術後のお礼や自宅でのヘアケア方法
- カットやカラーのメンテナンス時期のお知らせ
- 季節に合わせたヘアケア情報やキャンペーンの案内
配信頻度は一律に決めず、施術内容や顧客の来店周期を踏まえて調整しましょう。 頻繁にキャンペーン情報を送るよりも、顧客にとって役立つ情報を適切なタイミングで届けることが大切です。
また、メッセージからすぐに予約できるよう、予約ページへのリンクを設置しておくとよいでしょう。
9. 次回予約の提案やポイント制度で再来店を促す
施術後の会計時に次回来店の目安を伝えることも、リピーターを増やす方法の一つです。
例えば、ショートヘアの顧客には髪型を維持しやすい時期を、カラーをした顧客には色落ちや根元の伸び具合を踏まえたメンテナンス時期を提案します。
「次回はこの頃にご来店いただくと扱いやすさが保てます」と目安を示すことで、顧客が予約の予定を立てやすくなります。
また、再来店のきっかけとして、次のような特典を設ける方法もあります。
- 次回予約をした顧客へのトリートメントサービス
- 来店回数に応じて特典が受けられるポイント制度
- 2回目・3回目の来店時に利用できる限定特典
その場で次回の予約を入れてくれた方に小さな優待を用意するなど、早めの行動を後押しします。通う楽しみを実感してもらう仕組みを合わせることで、自然な再来店サイクルにつながるとされています。
美容室の集客方法の選び方と効果を高めるポイント
美容室の集客では、施策を実施するだけでなく、成果を確認しながら改善を重ねることが大切です。
集客がうまくいかない原因は店舗によって異なります。自店の課題に合った施策を選び、費用対効果を確認しながら取り組みましょう。
自店の集客課題に合った施策を選ぶ
美容室の集客効果を高めるには、まず何が課題になっているのかを明確にしましょう。
例えば、新規顧客が少ない場合と、初回来店後のリピート率が低い場合では、優先すべき施策が異なります。
主な課題と改善策の例は、以下のとおりです。
| 集客の課題 | 検討したい改善策 |
|---|
| 新規顧客が少ない | MEO対策の強化や近隣住民へのポスティング |
| SNSを見られているのに予約が少ない | プロフィールの予約リンクやメニュー・料金表示の見直し |
| 平日昼間の予約枠が埋まらない | 平日限定プランの設定や対象となる顧客層への情報発信 |
| リピーターが増えない | 次回予約の提案やLINEによる来店後のフォロー |
改善策を選ぶ際は、さらに次の3点を確認しましょう。
- ターゲットとの相性: 来店してほしい顧客層に情報を届けられるか
- 自店の強みとの相性: 得意な施術や看板メニューの魅力を伝えられるか
- 費用・運用面: 予算やスタッフの業務負担を踏まえて継続できるか
例えば、近隣住民への認知を広げたい場合はポスティング、特定のヘアスタイルや施術技術をアピールしたい場合はSNSなどが選択肢になります。
施策の特徴だけでなく、ターゲット・自店の強み・予算を照らし合わせ、優先順位を決めることが大切です
なお、1人で美容室を経営している場合は、施術可能な人数や集客に使える時間も考慮する必要があります。詳しくは、1人美容室の集客術をご覧ください。
集客経路ごとの予約数や費用対効果を確認する
集客施策の効果を判断するには、どの媒体から、どれだけの新規顧客が来店しているのかを把握することが大切です。
初回来店時のアンケートや予約フォームに「店舗を知ったきっかけ」の項目を設け、SNS・Googleマップ・チラシ・紹介などの集客経路を記録しましょう。
また、有料の集客施策では、顧客獲得単価(CPA)を確認すると、費用に対してどの程度の新規顧客を獲得できたかを把握できます。
CPAの計算式は以下のとおりです。
CPA=集客にかかった費用÷獲得した新規顧客数
例えば、チラシの制作・配布に3万円をかけ、そこから新規顧客が10人来店した場合、CPAは3,000円です。
1人あたりの獲得費用が多少かかっても、再来店を促す仕組みが機能していれば経営は健全に成り立ちやすくなるとされています。目先の損得だけに気を取られず、中長期的な視点で手元の利益が増えているかを判断しましょう。
[関連記事:ポスティングの費用対効果とは?計算方法・損益分岐点・改善手順を解説]
過度な値引きや特定の集客媒体への依存を避ける
新規顧客を増やすために大幅な値引きを繰り返すと、来店数が増えても十分な利益を確保できない可能性があります。
初回限定の特典や割引を設ける場合も、施術にかかるコストや客単価を考慮し、無理のない内容にしましょう。価格だけでなく、得意な施術や接客、店舗の雰囲気など、自店ならではの価値を伝えることも大切です。
また、予約ポータルサイトやSNSなど、特定の集客媒体だけに依存しすぎないことも重要です。
掲載料金の変更やサービスの仕様変更などによって、集客状況が大きく変わる可能性があるためです。
自店の予算や運用体制に合わせて、MEO対策・SNS・ポスティングなど複数の集客経路を組み合わせましょう。
それぞれの成果を確認しながら、自店に合った集客方法を継続・改善していくことが、安定した集客につながります。
まとめ:美容室の集客は自店の課題に合った施策を組み合わせよう
美容室の集客を安定させるには、新規顧客の獲得とリピーターづくりの両方が重要です。MEO対策やSNS、予約ポータルサイト、ポスティングなどにはそれぞれ特徴があるため、自店のターゲットや集客課題に合った施策を選びましょう。
GoogleビジネスプロフィールやSNSを活用して魅力を発信しつつ、生活圏内の住民にはポスティングチラシや店頭看板で認知を広げましょう。コストを抑えて近隣へのチラシ配布を継続したい場合は、4社で費用を分担できるシェアチラシ(当サイト運営会社のサービス)のような仕組みを上手に取り入れるのも手堅い選択肢です。
新規客が来店した後は、LINE公式アカウントを活用した丁寧なアフターフォローや次回来店の提案を行い、リピーターへと定着させていく仕組みを固めてください。まずは自店のカルテやアンケートを見直し、既存のお客さんがどこから来てくれたのかを振り返る作業から始めてみましょう。