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ポスティング費用はいくらかかる?配布方法別の相場と予算別シミュレーション

2026.05.28

ポスティング費用はいくらかかる?配布方法別の相場と予算別シミュレーション

ポスティングの配布費は、1枚あたり数円〜十数円程度が目安です。ただし、実際には配布費の他にも、印刷費やチラシ制作費、管理費なども発生します。そのため、正しくポスティングを行う際は、費用の総額はいくらになるのかを確認する必要があります。

ただ、実際に業者へ問い合わせようとすると、配布方法やチラシのサイズ、印刷費の有無によって金額が変わるため、どこから確認すればよいか迷いやすいものです。

この記事では、ポスティング費用の相場、総額の内訳、予算別のシミュレーション、費用を抑える方法を初心者向けに解説します。

「ポスティングを試してみたいけど、費用がいくらかかるかわからない」

「3万円や5万円の予算で何枚配れるのか知りたい」

と悩む方でも「自分のお店ではいくら用意すればいいのか」を理解しやすいように解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ポスティングの代表的な配布方法

ポスト投函のイメージ

ポスティング費用の大部分を占めるのは、チラシを実際に配るための配布費です。

まずは代表的な以下3つの配布方法ごとの費用相場を確認しておきましょう。

  • 全戸配布
  • セグメント配布
  • シェア型ポスティング

配布方法ごとの1枚あたりの相場を知っておくことで、総額をイメージしやすくなります。

全戸配布(ローラー配布)の相場

全戸配布とは、指定したエリア内の住宅に広くチラシを配る方法で、ポスティングのなかでも基本的な配布方法です。

全戸配布の費用相場は、1枚あたり3〜6円程度がひとつの目安となります。

配布先を細かく絞らないため、比較的効率よく配布しやすく、セグメント配布よりも単価を抑えやすい傾向があります。また、配布枚数が多くなるほど1枚あたりの単価が下がることもあります。

たとえば、店舗周辺の住宅街に広く認知を広げたいケースでは、全戸配布が向いています。整骨院、美容室、飲食店、学習塾など、地域住民にまず存在を知ってもらいたい業種と相性がよい方法です。

一方で、住宅が密集している都市部では配りやすく、単価が比較的安くなることがあります。反対に、家と家の距離が離れている郊外や地方では、移動時間が増えるため単価が高くなる場合があります。

「まず近隣の人にお店を知ってもらいたい」という場合は、全戸配布を軸に検討するとよいでしょう。 

セグメント配布の相場

セグメント配布とは、マンションのみ、戸建てのみ、事業所のみなど、配布先の条件を絞ってチラシを配る方法です。

セグメント配布の費用相場は、1枚あたり5〜10円程度が目安となります。

全戸配布よりも配布先を選びながら投函する必要があるため、その分手間がかかり、1枚あたりの単価は高くなりやすいです。単価だけを見ると割高に感じるかもしれませんが、届けたい相手を絞れる点がメリットです。

たとえば、ファミリー層向けの学習塾であれば戸建てやファミリー向けマンションを中心に配布する、単身者向けサービスであればワンルームマンションが多いエリアを選ぶ、といった使い方ができます。

配布単価は高くなっても、見込みの低い世帯への配布を減らせるため、結果的に費用対効果が高まる場合もあります。ターゲットがある程度決まっている場合は、単価の安さだけでなく、誰に届けたいかを基準に検討しましょう。 

シェア型ポスティングの相場

シェア型ポスティングは、複数の会社や店舗で配布費用を分担するチラシのことを指します。料金体系がサービスによって異なりますが、大きく分けると以下2つがあります。

  • 枚数課金制(「1枚あたりの単価×枚数」で計算する)
  • 月額制(月3万円〜が目安。サービスによって対応範囲は異なる)

どちらの場合も、単独でポスティングを依頼するよりも、1社あたりの費用を抑えやすいのが特徴です。

月額制の場合は、対応範囲(デザイン・印刷・配布)によって異なりますが、3万円台から利用できるサービスもあります。 

たとえば、まずは少ない予算でポスティングを試してみたい、チラシ制作から配布までまとめて任せたいという小規模店舗には、シェア型ポスティングも選択肢のひとつです。

ただし、単独配布に比べると、自社だけの情報を大きく見せにくい場合があります。また、最低契約期間や配布開始までの期間が決まっているケースもあるため、単発ですぐに配りたい場合は注意が必要です。

費用を抑えて始めたい場合は、シェア型ポスティングも候補に入れつつ、契約期間・配布エリア・掲載できる情報量を事前に確認しましょう。 

ポスティング費用は総額でいくらかかる?内訳を解説

ポスティング費用は、配布単価だけで判断すると、実際の支払額とズレる場合があります。配布費が安く見えても、印刷費やチラシ制作費、管理費などが別でかかることがあるためです。

見積もりを確認するときは、1枚あたりの単価だけでなく、どこまでの作業が料金に含まれているかを見るようにしましょう。

ポスティング費用の総額は、以下3つの項目から決まります。

  • 配布費
  • 印刷費やチラシ制作費
  • 管理費やオプション費用

初めて依頼する場合は、各費用の内訳を確認したうえで、最終的にいくら必要になるのかを比較しましょう。 

配布費

配布費は、チラシを実際に投函するための費用で、「1枚あたりの配布単価×配布枚数」で計算されます。 

配布費には、チラシを投函するスタッフの人件費や、配布エリアまでの交通費などが含まれます。たとえば、1枚5円で5,000枚配布する場合、配布費は25,000円です。

ただし、配布単価はエリアや配布方法によって変わります。住宅が密集していて配りやすい地域は単価が下がりやすく、移動距離が長い地域や配布先を細かく指定する場合は、単価が上がることがあります。

見積もりを見るときは、まず配布費がいくらかかるのかを確認しましょう。そのうえで、配布単価だけでなく、配布方法やエリア指定の条件もあわせて確認することが大切です。 

印刷費・チラシ制作費

チラシをまだ用意していない場合は、配布費とは別に印刷費やチラシ制作費が必要です。

印刷費は、チラシのサイズやカラー、紙質、印刷部数によって変わります。たとえば、A4やB5などのサイズ、片面印刷か両面印刷か、カラーかモノクロかによって金額が異なります。一般的には、サイズが大きいものや紙質にこだわったものほど、印刷費は高くなる傾向です。

また、自分でデザインを用意しない場合は、チラシ制作費も発生します。店舗の情報を整理したり、キャッチコピーやレイアウトを考えたりする作業にも費用がかかるためです。

初めて依頼する場合は、配布費だけで比較せず、印刷費や制作費を含めた総額で確認しましょう。デザイン・印刷・配布まで含まれるサービスを選ぶと、必要な費用を把握しやすく、初めてでも計画を立てやすくなります。

管理費やオプション費用

ポスティング業者によっては、配布費以外に管理費やオプション費用がかかる場合があります。見積もりの総額だけを見るのではなく、追加費用が発生する条件まで確認しておきましょう。

管理費には、配布スタッフの手配や進行管理、配布状況の確認などが含まれることがあります。

また、オプション費用として、配布完了報告、GPS管理、エリア指定、期間指定、チラシの折り加工、特殊サイズへの対応などが別料金になるケースもあります。

たとえば、「店舗から半径○km以内だけ配りたい」「週末前に配布を終えたい」「チラシを二つ折りにしてから配ってほしい」といった指定をすると、追加費用がかかる場合があります。

後から想定外の費用が発生しないように、見積もりの段階で、料金に含まれるものと別料金になるものを確認しておくことが重要です。不明な項目がある場合は、契約前に業者へ確認し、総額で比較できる状態にしておきましょう。 

ポスティング費用が変わる要因

ポスティング費用は、同じ枚数を配る場合でも、条件によって変わります。特に影響しやすいのは以下の4つです。

  • 配布エリア
  • チラシのサイズ
  • 配布方法
  • 配布枚数

見積もりを確認するときは、金額だけを見て高いか安いかを判断するのではなく、なぜその費用になるのかを確認するようにしましょう。

ここでは、ポスティング費用が変わる主な要因を具体的に解説します。 

配布エリア・地域

ポスティング費用は、配布するエリアや地域によって変わります。理由は、地域によって配布のしやすさが異なるためです。

たとえば、マンションや住宅が密集している都市部は、短時間で多くのチラシを配りやすいため、単価を抑えやすい傾向があります。

一方で、住宅が点在している郊外や地方、坂道が多い地域では、移動に時間がかかるため、配布単価が高くなりやすいです。

エリア別の配布単価の目安は、以下のとおりです。 

エリアの特徴配布単価の目安 備考
東京23区・大阪市内など都市部3円〜5円前後配布効率がよく、単価を抑えやすい
一般的な住宅街4円〜7円前後 エリアや配布条件によって変動する
住宅が点在する郊外・地方6〜10円前後移動距離が長く、配布効率が下がりやすい

ただし、実際の単価は業者や配布条件によって異なります。同じ市区町村内でも、駅周辺・住宅街・山間部などで費用が変わる場合があるため、見積もり時には配布したいエリアを具体的に伝えましょう。 

チラシのサイズ

チラシのサイズも、ポスティング費用に影響する要因です。一般的には、A4やB5が標準サイズとしてよく使われています。

サイズが大きくなると、印刷費だけでなく配布費も上がる場合があります。たとえば、B4やA3などの大きなチラシは、そのままではポストに入れにくく、折り加工が必要になるケースがあるためです。

そのほか、折り加工を依頼すると、印刷費とは別に加工費がかかることがあります。また、厚みのある紙や特殊な形のチラシも、配布しにくいと判断されると割増料金の対象になる場合があるため、事前に確認するようにしましょう。

そのため、まずはA4やB5などの標準サイズから始めるのがおすすめです。費用を抑えやすく、印刷や配布の見積もりも比較しやすくなります。 

配布方法

ポスティング費用は、配布方法によっても変わります。前章でもお伝えした通り、全戸配布・セグメント配布・シェア型ポスティングでは、配布の手間や対象範囲が異なるためです。

費用を抑えやすい順に並べると、一般的には、シェア型ポスティング、全戸配布、セグメント配布の順になります。

シェア型ポスティングは、複数社で費用を分担するため、1社あたりの負担を抑えやすい方法です。また、全戸配布はエリア内に広く配る方法で、配布効率がよく、比較的単価を抑えやすい傾向があります。

一方で、セグメント配布は、配布先を選びながら投函するため、作業に手間がかかる分、1枚あたりの単価は高くなりやすいでしょう。

ただし、費用の安さだけで配布方法を選ぶのはおすすめできません。

店舗周辺で広く認知を取りたい場合は全戸配布、届けたい相手を絞りたい場合はセグメント配布、費用を抑えて継続的に試したい場合はシェア型ポスティングが選択肢になります。

目的に合った配布方法を選ぶことで、無駄な費用を抑えやすくなります。 

配布枚数(ロット)

配布枚数も、ポスティング費用を左右する要因です。

多くの業者では、最低発注枚数が設定されています。目安としては、5,000枚〜1万枚程度から受け付けているケースが多いです。

また、配布枚数が増えるほど、1枚あたりの単価は下がりやすくなります。スタッフの手配や移動などにかかる固定の手間を、より多くの枚数で分散できるためです。

たとえば、1,000枚だけ配る場合よりも、10,000枚まとめて配る方が、単価が安くなることがあるため、見積もり上は、多く配った方がお得に見える場合もあるでしょう。

ただし、初めてポスティングを行う場合は、いきなり大量配布するよりも、小さく試す方が安全です。反応が出やすいエリアやチラシの内容がわからないまま広範囲に配ると、費用だけが大きくなってしまう可能性があります。

安くなるから枚数を増やすのではなく、目的や検証したい範囲に合わせて配布枚数を決めましょう。 

ポスティング費用のシミュレーション(予算別・枚数目安)

ここまで、ポスティング費用の相場や内訳、費用が変わる要因を解説してきました。

次に、実際にいくらくらいかかるのかをイメージしやすいように、予算別に配布できる枚数を見ていきましょう。

ここでは、配布費のみで考えた場合の枚数目安と、印刷費を含めた総額の目安を紹介します。 

自店舗の予算でどの程度まで配布できそうか、見積もり前の目安として確認してみてください。 

配布費のみで考えた場合の枚数目安

配布費のみで考える場合は、「予算÷1枚あたりの配布単価」で、おおよその配布枚数を計算できます。

たとえば、予算が5万円で配布単価が1枚5円の場合、配布できる枚数は約10,000枚です。配布単価が安ければ配布枚数は増え、単価が高ければ同じ予算でも配れる枚数は少なくなります。

以下は、予算別・配布方法別に、どれくらいの枚数を配布できるかをまとめた目安です。

予算全戸配布の目安セグメント配布の目安シェア型ポスティングの目安
3万円約6,000〜10,000枚 約3,000〜6,000枚約7,500〜12,000枚
5万円約10,000〜16,000枚約5,000〜10,000枚約12,500〜20,000枚
10万円約20,000〜33,000枚約10,000〜20,000枚約25,000〜40,000枚

※チラシサイズはA4を想定し、印刷費・制作費を除いた「配布費のみ」で計算しています。
※全戸配布は1枚あたり3〜5円、セグメント配布は5〜10円、シェア型ポスティングは2.5〜4円で概算しています。

表の数値は、見積もり前に予算感をつかむための参考目安です。実際の単価はエリアや条件によって異なるため、気になる業者には同じ条件で複数社に見積もりを依頼してみましょう。 

印刷費を含めた場合の総額目安

チラシを新しく印刷する場合は、配布費だけでなく印刷費も含めて総額を確認する必要があります。配布費だけで予算を組むと、あとから印刷費が加わり、想定より費用が高くなることがあるためです。

ここでは、片面A4サイズ・一般的な紙質でチラシを作る場合を想定し、最低限かかる費用の目安を紹介します。

以下は、全戸配布の配布単価を1枚あたり5円として、印刷費も含めた総額を計算したものです。 

配布枚数配布費の目安(1枚5円)印刷費の目安総額の目安
3,000枚15,000円6,000〜12,000円21,000〜27,000円
5,000枚25,000円8,000〜18,000円33,000〜43,000円
10,000枚50,000円15,000〜30,000円65,000〜80,000円
20,000枚100,000円25,000〜50,000円125,000〜150,000円

※印刷費は、チラシのサイズ・紙質・カラー・片面/両面・印刷枚数によって変わります。
※チラシ制作費、管理費、オプション費用は含めていません。

たとえば、5,000枚を配布する場合、配布費だけなら25,000円が目安です。しかし、印刷費を含めると、総額は33,000〜43,000円ほどになります。さらにデザイン制作を依頼する場合は、別途制作費も必要です。

初めてポスティングを行う場合は、配布費だけでなく、印刷費や制作費まで含めた総額で比較しましょう。予算内で無理なく試すには、配布枚数と印刷費を含めた総額を確認することが大切です。 

ポスティング費用で失敗しないための注意点

お金と注意のマーク

ポスティングは、費用を安く抑えれば成功するわけではありません。大切なのは、かけた費用に対して、どれだけ集客や売上につながったかを見ることです。

たとえば、配布単価が安くても来店につながらなければ、結果的に費用対効果は低くなります。一方で、単価が少し高くても、見込み客に届きやすいエリアや配布方法を選べば、売上につながる可能性は高まります。

ここでは、費用をかける前に知っておきたいポイントを解説します。

費用対効果は反響率だけで判断しない

ポスティングの費用対効果は、反響率だけで判断しないようにしましょう。

反響率とは、配布枚数に対して、来店や問い合わせにつながった割合のことです。一般的には0.1〜0.3%程度が目安とされることもあり、飲食店のクーポン付きチラシなど、比較的反応が出やすい内容では0.3〜0.5%程度になるケースもあります。

ただし、反響率だけを見ても、費用に見合っているかは判断できません。たとえば、同じ0.1%の反響でも、客単価1,000円の店舗と、客単価10,000円のサービスでは、回収できる金額が大きく異なります。

重要なのは、1人の顧客を獲得するのにいくらかかったかと、その顧客からどれくらい売上や利益を見込めるかのバランスです。

反響率はあくまで判断材料のひとつとして考え、客単価や利益まで含めて確認しましょう。 

客単価から回収ラインを計算する

ポスティング費用をかける前に、何人来店すれば費用を回収できるのかを確認しておきましょう。簡易的には、以下の式で売上ベースの回収ラインを計算できます。

ポスティング費用 ÷ 客単価 = 回収に必要な来店数 

たとえば、配布費が3万円、客単価が3,000円の整骨院であれば、10人来院すれば売上ベースでは3万円になります。5,000枚配布した場合、10人の来院に必要な反響率は0.2%です。 

このように、事前に回収ラインを出しておくと、何件の問い合わせや来店が必要なのかをイメージしやすくなります。なんとなく配布するよりも、配布後の結果を振り返りやすくなる点もメリットです。

また、整骨院・美容室・学習塾など、継続利用が見込める業種では、初回来店だけで判断しないことも大切です。初回の売上だけでは費用を回収できなくても、リピートや継続利用につながれば、長い目で見て費用対効果が高まる場合があります。

まずは、「配布費÷客単価」で来店目標数を計算し、実際に達成できそうかを確認しましょう。 

最初から広範囲に配布しない

初めてポスティングを行う場合は、最初から広範囲に配布しないことが大切です。反応が出やすいエリアやチラシの内容がわからないまま大量配布すると、費用だけが大きくなってしまう可能性があります。

まずは、配布結果を確認できる範囲に絞りましょう。問い合わせ数や来店数、クーポン利用数などを見れば、次回以降に広げるべきエリアや改善すべき訴求が見えやすくなります。 

ポスティング費用を抑える具体的な方法

ポスティング費用を抑えるには、安い業者を探すだけでなく、配布しない場所を決めることも大切です。来店につながりにくいエリアまで広く配ると、配布枚数が増えても費用対効果は下がりやすくなります。 

初めての場合は特に、コストを抑えながら反応を確認できる方法から始めましょう。 

配布エリアを絞る

ポスティング費用を抑えるには、配布エリアを絞ることが効果的です。広いエリアに薄く配るよりも、来店や問い合わせにつながりやすい場所に集中した方が、無駄な配布を減らせます。

地域密着型の店舗であれば、まずは店舗から半径1〜2km圏内など、実際に来店しやすい距離に絞るのが基本です。飲食店や整骨院、美容室、学習塾などは、店舗から近いほど来店しやすくなります。

配布範囲を絞ることで、同じ枚数・同じ予算でも見込みの高い層に届けやすくなります。まずは、どの地域の人に来てほしいかを整理し、来店可能性が高いエリアから優先して配布しましょう。 

シェア型ポスティングを選ぶ

費用を抑えたい場合は、シェア型ポスティングを選ぶ方法もあります。シェア型ポスティングは、複数の会社や店舗で費用を分担する仕組みのため、単独配布よりも1社あたりの費用を抑えやすい方法です。

同じ予算でも、単独で依頼するより多くの枚数を配布できる場合があります。費用を抑えながら地域での認知を広げたい場合や、まずポスティングを試してみたい場合に向いています。

一方で、シェア型ポスティングには注意点もあります。自社単独のチラシではないため、掲載枠やデザインの自由度に制限がある場合があります。また、最低契約期間や対応エリアが決まっているサービスもあるため、事前の確認が必要です。

安く始められる点はメリットですが、自由度や契約条件も含めて比較しましょう。短期間だけ配りたいのか、継続的に認知を広げたいのかによって、向いているサービスは変わります。 

小規模テストから始める

初めてポスティングを行う場合は、小規模テストから始めると失敗を防ぎやすくなります。最初から大きな予算をかけると、チラシの内容や配布エリアが合わなかったときに、損失が大きくなってしまうためです。

小規模テストでは、限られたエリアや枚数で配布し、問い合わせ数・来店数・クーポン利用数などを確認します。その結果をもとに、次回の配布枚数やエリア、チラシの内容を見直すことができます。

たとえば、まず3,000〜5,000枚程度から配布し、反応のよいエリアや訴求を確認する方法があります。反応が見えたら、次回以降に配布範囲を広げると、無駄な費用を抑えやすくなります。

小規模テストは、単なる節約ではありません。費用対効果を高めるための検証方法として考え、少ない予算で反応を確認しながら進めましょう。 

ポスティング業者選びで失敗しないためのチェックポイント

ポスティング費用の相場を把握して、予算の見当もついてきたら、次のステップは業者への依頼です。しかし、「見積もりで高い金額を提示されないか」「あとから追加費用が発生しないか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、ポスティング業者選びで失敗する原因の多くは、依頼前の確認不足です。事前に押さえておくべきポイントを知っておくだけで、想定外の費用や発注ミスはほとんど防げます。

業者に問い合わせる前に、以下の4点を確認しておきましょう。

  • 見積もり前に配布エリア・枚数・予算を整理する
  • 料金に含まれる作業範囲を確認する
  • 追加費用の有無を確認する
  • 最低発注枚数や契約期間を確認する

それぞれ具体的に解説します。 

見積もり前に配布エリア・枚数・予算を整理する

ポスティング業者に相談する前に、配布エリア・配布枚数・予算を整理しておきましょう。条件が曖昧なまま問い合わせると、見積もり内容に差が出て、業者ごとの比較がしにくくなります。

たとえば、「店舗から半径1km以内に5,000枚」「予算は印刷費込みで5万円以内」のように伝えられると、業者側も具体的な提案をしやすくなります。

また、複数社に見積もりを取る場合は、配布エリア・枚数・チラシサイズ・配布方法をそろえましょう。条件が違うまま比較すると、単価が安い理由や高い理由を判断しにくくなります。

まずは、配りたいエリア・枚数・予算を簡単にメモしてから問い合わせるのがおすすめです。 

料金に含まれる作業範囲を確認する

見積もりを確認するときは、料金にどこまでの作業が含まれているかを必ず確認しましょう。配布のみなのか、デザイン・印刷・配布まで込みなのかによって、最終的な総額が変わるためです。

配布単価が安く見えても、印刷費やチラシ制作費が別料金の場合、総額では他社より高くなることがあります。また、配布後の報告や管理体制が別料金になっているケースもあります。

確認しておきたい項目は、主に以下のような内容です。

  • チラシのデザイン制作は含まれるか
  • 印刷費は含まれるか
  • 配布完了報告はあるか
  • GPS管理に対応しているか
  • 配布報告書を出してもらえるか

配布報告や管理体制がない場合、実際にどのエリアへ配布されたのかを確認しにくくなります。料金だけで判断せず、安心して任せられる体制があるかも確認しましょう。 

追加費用の有無を確認する

ポスティング業者を選ぶときは、追加費用の有無も確認しておきましょう。見積もり段階では安く見えても、条件を指定すると別料金が発生する場合があります。

たとえば、エリアを細かく指定したい場合や、配布期間を短くしたい場合、チラシの折り加工が必要な場合などは、追加費用がかかることがあります。特殊なサイズのチラシや、厚みのある紙を使う場合も注意が必要です。

最終的にいくら支払うのかを把握するには、基本料金だけでなく、追加費用込みの総額で確認することが大切です。

見積もりを受け取ったら、「この金額以外に発生する費用はありますか」「エリア指定や配布期間の指定は別料金ですか」などを確認しましょう。口頭だけでなく、メールや書面で残しておくと、後から認識のズレを防ぎやすくなります。 

最低発注枚数や契約期間を確認する

初めてポスティングを依頼する場合は、最低発注枚数や契約期間も確認しておきましょう。業者によっては、最低発注枚数が5,000枚や1万枚以上に設定されていることがあります。

少量で試したい場合、最低ロットが大きい業者を選ぶと、想定より多くの枚数を配ることになるかもしれません。また、シェア型ポスティングや月額制のサービスでは、複数回の契約や最低契約期間が設定されている場合もあります。

たとえば、まずは3,000枚だけ試したいと考えていても、業者の最低発注枚数が1万枚であれば、予算や計画を見直す必要があります。1回だけ試したいのか、継続的に配布したいのかによっても、選ぶべきサービスは変わります。

小規模テストを希望する場合は、最低発注枚数が少ない業者や、少額から始められるシェア型ポスティングを検討しましょう。契約前に条件を確認しておくことで、予算に合わない依頼を避けやすくなります。 

ポスティング費用で失敗しないために総額と費用対効果を確認しよう

ここまで、ポスティング費用の相場から内訳、費用が変わる要因、シミュレーション、注意点、費用の抑え方、業者選びのポイントまでを解説してきました。

情報が多く感じた方もいるかもしれませんが、最初に押さえておきたいことはシンプルです。

  • 1枚あたりの単価だけで判断しない
  • 配布前に回収ラインを計算しておく
  • 最初は小さく試す

この3点を意識するだけで、費用の使い方は大きく変わります。

まだポスティングを試したことがない方は、まず3万円〜5万円の予算で、店舗周辺の限られたエリアに絞って配布してみることをおすすめします。反応が見えてくれば、次にどのエリアを広げるか、チラシのどこを直すかが自然と判断できるようになります。

ポスティングは、うまく使えば地域の見込み客に直接届けられる、費用対効果の高い集客手段です。自店舗の目的や予算に合った配布方法を選び、まずは無理のない範囲で効果を検証していきましょう。 

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